かみの工作所はデザイナーとの連携により、グラフィックデザインから箱の設計、ペーパープロダクトなどオリジナル製品の提案、展示会などのプランニングまで、幅広くデザイン業務を行うことができます。
また、企業のプロモーションやイベントに関する企画をはじめから一緒に考え、提案することも可能です。
かみの工作所の母体となる福永紙工は長年印刷会社としてやってきました。通常の4色のオフセット印刷の他にも、薄段ボールのような厚紙素材にも直接印刷出来る技術と設備があります。長年企業のコーポレイト製品の印刷を手がけてきているので、フルカラーはもちろん、特色の色出しにも定評があります。
かみの工作所の最も得意とする分野です。型抜きは主に以下の三つの加工に分類されます。
紙にスジを入れることにより、シャープな折り目を作ることが出来ます。細く綺麗な折り目から、厚紙を柔らかく折り曲げる大きな折りスジなど、一言にスジと言ってもいろいろとあります。熟年の職人の手作業により、商品のニーズに合わせた折りスジを作成します。また、折りスジをグラフィックの一部として使用することなど、一歩踏み込んだ表現も可能です。
抜き型で打ち抜くことにより、色々な形に紙を切ることが可能です。角Rや円形などの単純な形はもちろん、雲のような形や不定形なども切りぬけます。商品にあわせて、通常の抜き型でできるオートン、より精彩なピナクル、さらに細かいレーザーなど、ニーズとコストに合わせた技術の提案も可能です。
正確な穴あけが可能です。単純な丸穴から特殊な形状まで対応できます。丸穴の最小サイズはφ1。φ13までは0.5mmきざみで既製品の丸穴があります。それ以上、φ30までは1mmきざみとなります。たくさんの丸穴をあける場合、カスとりに時間とコストがかかることもありますので、スタッフまで問いあわせください。
エンボスは紙を押し下げる、または浮き上がらせる技術のこと。亜鉛や樹脂の版を作成し、紙の表面をでこぼこさせる加工が出来ます。
ロゴマークなどの強調したい部分を効果的に表現出来ます。また箔押しなどもこの中に含まれ、金銀のほか、白や蛍光箔など印刷とは全く違った質感の表現が可能です。
箱の制作を得意としているかみの工作所では、展開図を自動で箱にしあげる設備があります。サックマシン、ホットメルトなどと呼ばれる機械/技術をつかって1分間に数十個という数の箱がつくれるので、短期間で大量の箱の制作が可能です。また、より複雑な箱の組み立て、小ロットの制作に関しては職人の手作業での制作も行います。